イノベーションのジレンマに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア |
最初に商品を購入したときに感じた価値や満足度が、消費する量が増えるに従い、徐々に低下していく現象 |
イ |
自社の既存商品がシェアを占めている市場に、自社の新製品を導入することで、既存商品のシェアを奪ってしまう現象 |
ウ |
全売上の大部分を、少数の顧客が占めている状態 |
エ |
優良な大企業が、革新的な技術の追求よりも、既存技術の向上でシェアを確保することに注力してしまい、結果的に市場でのシェアの確保に失敗する現象 |
答え エ
【解説】
ア |
最初に商品を購入したときに感じた価値や満足度が、消費する量が増えるに従い、徐々に低下していく現象は、限界効用です。 |
イ |
自社の既存商品がシェアを占めている市場に、自社の新製品を導入することで、既存商品のシェアを奪ってしまう現象は、カニバリゼーション(cannibalization、共食い)です。 |
ウ |
全売上の大部分を、少数の顧客が占めている状態は、パレートの法則(80:20の法則、ばらつきの法則)です。 |
エ |
優良な大企業が、革新的な技術の追求よりも、既存技術の向上でシェアを確保することに注力してしまい、結果的に市場でのシェアの確保に失敗する現象は、イノベーションのジレンマです。 |
【キーワード】
・イノベーションのジレンマ
【キーワードの解説】
- イノベーションのジレンマ
シェアトップ企業が顧客のニーズに応えて既存製品改良を進めた結果、技術開発や新製品開発が遅れ、新興企業によるイノベーションに遅れを取り需要を失ってしまうことです。
もっと、「イノベーションのジレンマ」について調べてみよう。
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