2019年 秋期 ITパスポート 問31

RFIDの活用によって可能となる事柄として、適切なものはどれか。

 ア  移動しているタクシーの現在位置をリアルタイムで把握する。
 イ  インターネット販売などで情報を暗号化して通信の安全を確保する。
 ウ  入館時に指紋や虹彩といった身体的特徴を識別して個人を認証する。
 エ  本の貸し出し時や返却の際に複数の本を一度にまとめて処理する。


答え エ


解説

 ア  移動しているタクシーの現在位置をリアルタイムで把握するのは、GPS(Global Positioning System)の活用事例です。
(GPSはアメリカ合衆国によって運用される衛星測位システムのことで、このシステムの総称はGNSS(Global Navigation Satellite System、全球測位衛星システム)で、日本のシステム(「みちびき」と呼ばれるもの)は準天頂衛星システム(Quasi-Zenith Satellite System、QZSS)、ヨーロッパはガリレオ(Galileo)、ロシアはGLONASS、中国は北斗衛星測位システムになります。)
 イ  インターネット販売などで情報を暗号化して通信の安全を確保するのは、TLS(Transport Layer Security)の活用事例です。
 ウ  入館時に指紋や虹彩といった身体的特徴を識別して個人を認証するのは、バイオメトリクス認証の活用事例です。
 エ  本の貸し出し時や返却の際に複数の本を一度にまとめて処理するのは、RFIDの活用事例です。


キーワード
・RFID

キーワードの解説
  • RFID(Radio Frequency IDentification)
    ID情報を記録させたICを電磁誘導や電波を用いて発電し動作させ無線で通信する技術です。
    非接触ICカードも技術的には同じです。

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