プログラムのテストに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア |
静的テストとは、プログラムを実行することなくテストする手法であり、コード検査、静的解析などがある。 |
イ |
単体テストでは、スタブから被モジュールを呼び出し、被モジュールから呼び出されるモジュールの代わりにドライバを使用する。 |
ウ |
トップダウンテストは、仮の下位モジュールとしてスタブを結合してテストするので、テストの最終段階になるまで全体に関係するような欠陥が発見されにくい。 |
エ |
ブラックボックステストは、分岐、反復などの内部構造に基づいてテストするので、全ての経路を通過するように、テストケースを設定する。 |
答え ア
【解説】
ア |
静的テストは、プログラムを実行しないで行うテスト(机上テスト)で、コード内の矛盾箇所などを見つける検査や、プログラムの複雑度などを調べる解析がある。 |
イ |
単体テストで、被モジュールを呼び出すモジュールをドライバ、被モジュールが呼び出すモジュールをスタブといいます。 |
ウ |
トップダウンテスト(top down test)では全体に関係するような欠陥は最初に見つかります。
逆にボトムアップテスト(bottom up test)は下位モジュールから行うテストでドライバを作成して行います。 |
エ |
ブラックボックステスト(black box test)は、プログラムの内部構造を考慮せず入力と出力の関係についてのテストを行うことです。
プログラムの内部構造を意識して行うテストはホワイトボックステスト(white box test)です。 |
【キーワード】
・プログラムテスト
【キーワードの解説】
- プログラムテスト(program test)
作成したプログラムが設計した仕様通りに動作することを確認することです。(ソフトウェアテスト)
ここでの仕様には、機能面、性能面があります。
プログラムテストには、モジュール単体で行う単体テスト、関連するモジュールを組み合わせて行う結合テスト、プログラム全体で行うシステムテスト、本番の運用環境と同じ状態で行う運用テストがあります。
プログラムテストを行った場合、テスト報告書を作成し承認を受けます。
もっと、「プログラムテスト」について調べてみよう。
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