平成31年 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト 午前II 問24

サブルーチンへの引数の渡し方のうち、引数として渡した変数の値を、サブルーチンの実行後に変更されないことが保証されているものはどれか。

 ア  値呼出し  イ  結果呼出し
 ウ  参照呼出し  エ  名前呼出し


答え ア


解説

 ア  サブルーチンに値呼出しで変数を引き渡すと、サブルーチンの実行後も変数の値は変化しません。
 イ  “結果呼出し”というのはありません。
 ウ  サブルーチンに参照呼出しで変数を引き渡すと、サブルーチンの実行により変数の値が変化します。
 エ  名前呼出し(call by name)は、参照呼出しの一種です。


キーワード
・変数の呼び出し

キーワードの解説
  • 変数の呼び出し
    関数の変数の呼び出し(関数への変数の引渡し)には値呼出しと参照呼出しがある。
    • 値呼出し(call by value)
      関数が変数の値のみ継承する方法で、関数内で変数の書き換えを行っても、関数の呼出し元の変数の値は変化しない。
    • 参照呼出し(call by reference)
      関数が変数を参照(アクセス)するための情報(アドレス)を継承する方法で、関数内で変数の書き換えを行うと、呼出し元の変数の値も変わる。

もっと、「変数の呼び出し」について調べてみよう。

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