平成18年 秋期 基本情報技術者 午前 問31

クライアントサーバシステムにおけるRPCの説明として、適切なものはどれか。

 ア  遠隔地からコンピュータにアクセスしてくるユーザーが、登録済みか否かを確認する方式
 イ  データベースに対する一連の処理手順を一つにまとめ、クライアントから引数を渡してサーバで処理を行う方式
 ウ  プログラム間の通信方式の一つで、処理の一部を他のコンピュータに任せる方式
 エ  別の場所にあるコンピュータの磁気ディスクを共有資源として遠隔利用する方式


答え ウ


解説

 ア  利用者認証の説明である。(ログインのこと)
 イ  オンライントランザクション(OLTP)の説明である。
 ウ  サーバクライアントシステムのRPCの説明である。
 エ  ファイルサーバの説明である。


キーワード
・クライアントサーバシステム
・RPC

キーワードの解説
  • クライアントサーバシステム
    クライアントサーバシステム(“サーバクライアントシステム”とも言われる)はサービスを受ける側(クライアント)と、サービスを提供する側(サーバ)を分けたシステムのことである。
    クライアントはサーバに要求を送信し、サーバがそれに応答を返すという形で処理が進む。
    インターネットもサーバクライアントで、Webブラウザ(Internet Explorerなど)がWebサーバにデータを送ってくるように要求し、Webサーバが要求されたデータを返送している。
  • RPC
    RPCは、Remote Procedure Call の略で遠隔手続き呼出しと訳される。
    離れた場所のシステムに物事(手続き)をお願いする(呼出す)ことです。
    極端な例としては、「買い物に出かけたお母さんが、途中で雨が降ってきたので、家に電話をかけて留守番をしている子供(旦那)に洗濯物を取り込んでもらう。」なども、広い意味でのRPCといえると思います。

もっと、「クライアントサーバシステム」について調べてみよう。

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