平成20年 秋期 基本情報技術者 午前 問14

n の階乗を再帰的に計算する関数F (n )の定義において、aに入れるべき式はどれか。
ここで、n は非負の整数である。

 n > 0のとき、F (n ) =   a  
 n = 0のとき、F (n ) = 1

 ア  n + F (n - 1)  イ  n - 1 + F (n )
 ウ  n ×F (n - 1)  エ  (n - 1)×F (n )


答え ウ


解説
n の階乗(n !)は
 n ! = 1×2×3×…×(n - 1)×n
です。
また、n - 1の階乗((n - 1)!)は
 (n - 1)! = 1×2×3×…×(n - 1)
です。

したがって、n の階乗の式を『n - 1』を使って書き換えると
 n !=(n - 1)!×n
となります。
これを、F (n )、F (n -1)を使って書くと
 F (n ) = n ×F (n - 1)
(ウ)になります。


キーワード
・再帰的処理

キーワードの解説
  • 再帰的処理(recursive)
    処理(関数)の中で自分自身の処理を呼び出すことです。
    再帰を使用することで、処理を単純に表すことができます。

もっと、「再帰的処理」について調べてみよう。

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