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試験の結果について
「受験者数」「合格者数」「合格率」を表にまとめてみました。
(情報処理技術者試験センター発表資料より抜粋)
年 |
受験者数 |
合格者数 |
合格率(%) |
平成16年春期 |
74,410 |
12,314 |
16.5 |
平成16年秋期 |
83,182 |
13,323 |
16.0 |
平成17年春期 |
67,444 |
9,616 |
14.3 |
平成17年秋期 |
74,122 |
9,493 |
12.8 |
平成18年春期 |
62,613 |
9,202 |
14.7 |
平成18年秋期 |
71,054 |
17,163 |
24.2 |
平成19年春期 |
60,710 |
13,902 |
22.9 |
平成19年秋期 |
71,302 |
16,898 |
23.7 |
平成20年春期 |
62,607 |
12,933 |
20.7 |
平成20年秋期 |
73,249 |
17,074 |
23.3 |
平成21年春期 |
64,544 |
17,685 |
27.4 |
平成21年秋期 |
79,829 |
28,270 |
35.4 |
平成22年春期 |
56,407 |
14,489 |
22.2 |
平成22年秋期 |
73,242 |
17,129 |
23.4 |
平成23年春期 |
58,993 |
14,579 |
24.7 |
平成23年秋期 |
59,505 |
15,569 |
26.2 |
平成24年春期 |
52,582 |
12,437 |
23.7 |
平成24年秋期 |
58,905 |
15,987 |
27.1 |
平成25年春期 |
46,416 |
10,674 |
23.0 |
平成25年秋期 |
55,426 |
12,274 |
22.1 |
平成26年春期 |
46,005 |
11,003 |
23.9 |
平成26年秋期 |
54,874 |
12,950 |
23.6 |
平成27年春期 |
46,874 |
12,174 |
26.0 |
平成27年秋期 |
54,347 |
13,935 |
25.6 |
平成28年春期 |
44,184 |
13,418 |
30.4 |
平成28年秋期 |
55,815 |
13,173 |
23.6 |
受験者数は前年同期から2,000人ほど増えています。基本情報技術者は来春期からの試験制度変更の影響がないため、この増加は自然増と考えていいのではないでしょうか。完全に一時期の受験者減少に歯止めがかかったといえると思います。
合格率は前回(春期)より2.6%上昇、昨年秋期とほぼ同じ(-0.4%)でした。最近3年間の数値を見ると、春期より秋期のほうが合格率が高い状態です。これは、試験のレベルが理由ではなく、新しく社会人になった人が会社の研修などを利用し勉強して秋期試験を受験しているからではないかと思います。そのため、秋期なので合格しやすいということはないと考えています。
平成21年の春期試験から試験制度が変わりますが、基本情報技術者は従来と名称、内容とも変更ありませんので、これまでどおり基本情報技術者の過去問題を中心に勉強するのがいいでしょう。
ただ、試験制度が変わった後は合格しやすいといううわさもありますので、今回、不合格だった人も来春は、もう一回チャレンジしてみることをお勧めします。
出題傾向ですが、過去問題がそのまま出題されるケースが減ったような気がしますので、過去問題を数多く解き応用力をつける必要があると思います。
また、近年の様々なITシステムの安全性の問題(情報漏洩、不正アクセスなど)から、情報処理技術者に求められるセキュリティレベルが高くなっている関係で、セキュリティ関連の出題が多くなったようです。セキュリティ技術(暗号、デジタル署名、セキュリティプロトコル、IDS、ファイアウォール、ISMSなど)やコンピュータ犯罪の種類・特徴などについてはしっかりと答えられるようにしましょう。
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