平成20年 秋期 基本情報技術者 午前 問71

財務指標に関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア  固定比率は、固定負債に対する固定資産の割合であり、その値が小さいほど安全性が高い。
 イ  自己資本比率は、固定資産に対する自己資本の割合であり、その値が大きいほど堅実性が高い。
 ウ  総資本利益率は、総資本に対する利益の割合であり、その値が大きいほど収益性が高い。
 エ  流動比率は、流動負債に対する流動資産の割合であり、その値が小さいほど安全性が高い。


答え ウ


解説

 ア  固定比率とは、自己資本に対する固定資産の割合です。
この値が100%を越えると他人資本に頼っていることになります。
 イ  自己資本比率は、総資産に対する自己資本の割合です。
この値が大きいほど経営の安全度が高いことになります。
 ウ  総資本利益率は、総資本に対する利益の割合であり、その値が大きいほど収益性が高いことをになります。
 エ  流動比率は、流動負債に対する流動資産の割合であり、その値が大きいほど安全性が高いことをになります。


キーワード
・財務指標

キーワードの解説
  • 財務指標
    財務諸表から加工したデータ・指標であり、財務分析をする際に使用するデータです。
    財務指標の代表的なものは、安全性を測る「株主資本比率」、「流動性比率」、収益性を図る「売上高営業利益率」、「ROE」、「ROA」、成長性をはかる「増収・増益率」などがあります。
    また、証券としての投資価値を測る指標を投資尺度といい、収益面からの割安さを測る「PER」、資産面からの割安さを測る「PBR」、キャッシュフロー面からの割安さを測る「株価キャッシュフロー倍率」などがあります。

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