平成18年 秋期 ソフトウェア開発技術者 午前 問45

表は、あるプロジェクトの工程を示したものである。
表中の数値は各作業の所要期間(単位:日)であり、各作業を開始するためには前の作業が完了している必要がある。
プロジェクトを完了するのに最低何日必要か。

作業 前作業 所要期間
A 10
B 12
C A、B 30
D A、B 10
E C、D 20
F D 38
(完了) E、F

 ア  40  イ  58  ウ  60  エ  62


答え エ


解説
表の各作業の関係を図(PERT図、アローダイアグラム)に示す。

この図で最も必要日数の大きい経路を探す。
経路探索と同じ方法考えるとC、Dそれぞれに達する経路はBを経由する12日…(1)である。
Cから完了までは、E経由しかないので、C→完了はC:30+E:20=50日…(2)である。
Dから完了までは、EとFを経由するパスがあり、それぞれ30日…(3)と48日…(4)である。
(1)(2)(3)(4)から最も日数のかかる経路は、B→C→Eの
 12+30+20=62日
(エ)である。


キーワード
・プロジェクトのスケジュール

キーワードの解説
  • プロジェクトのスケジュール
    プロジェクトのスケジュールを立てるとき重要なのは各工程の日数を予想し、クリティカルな作業のパスを明確にすることである。
    クリティカルなパスとはその作業の遅れがそのままプロジェクトの納期に影響を与えてしまう内容である。
    この考えは、システム開発だけでなく、すべての仕事に当てはまることなので、仕事をする上で必須の知識になります。

もっと、「プロジェクトのスケジュール」について調べてみよう。

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