平成18年 秋期 ソフトウェア開発技術者 午前 問46

プロジェクトの工程管理や進捗管理に使用されるガントチャートの特徴として、適切なものはどれか。

 ア  各作業の開始時点と終了時点が一目で把握できる。
 イ  各作業の順序が明確になり、クリティカルパスが把握できる。
 ウ  各作業の余裕日数が容易に計算できる。
 エ  重点的に管理すべき作業が容易にわかる。


答え ア


解説

 ア  ガントチャートの説明です。
 イ  PERT図(アローダイアグラム)の説明です。
 ウ  PERT図(アローダイアグラム)の説明です。
 エ  PERT図(アローダイアグラム)の説明です。
 問題の選択肢の内容から考えると、工程管理(進捗管理)をするためには、PERT図のほうが有効そうに思えますが、現実の工程管理ではガントチャートが主流です。
 PERT図は、プロジェクトの初期にクリティカルパス(所要日数を決定する経路)を求めるのに使う程度の場合が多いです。(問45の解説の図がPERT図です。)


キーワード
・ガントチャート

キーワードの解説
  • ガントチャート(Gantt chart)
    縦軸に工程・人、横軸に時間を配置し、工程(人)ごとの開始日・終了日といった情報を結ぶ帯で表すグラフです。
    工程に前後関係の関係がある場合には、それを示す補助線を引くこともあります。
    また、予定と実績を併記して、進捗状況を一目でわかるようにすることもあります。
    [ガントチャートの例]

    (上が予定で、下が実績を示しています。)

もっと、「ガントチャート」について調べてみよう。

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