レイヤー3スイッチで、IPパケットの中継処理を高速化するために広く用いられている技術・方法はどれか。
ア |
TCPポート番号を用いて、トランスポート層以上の上位層での中継を行っている。 |
イ |
転送処理をハードウェア化している。 |
ウ |
認識するアドレスとして、IPアドレスではなく、MACアドレスだけを使うことによって、処理を単純化している。 |
エ |
パケットを固定長にしている。 |
答え イ
【解説】
ア |
トランスポート層以上での中継を行うのはゲートウェイです。 |
イ |
L3スイッチでは転送(中継)処理をハードウェア化することで高速化しています。 |
ウ |
MACアドレス(第2層、データリンク層)を使って中継を行うのは、L2スイッチです。 |
エ |
L3スイッチで使うのはIPパケットで可変長です。
(IPパケットのサイズは、理論的には20〜65,535バイトです。) |
【キーワード】
・L3スイッチ
【キーワードの解説】
- L3スイッチ(レイヤー3スイッチ)
従来のネットワークスイッチ(スイッチングハブ)はOSIの第2層(データリンク層)である、イーサネット(Ethernet)プロトコルのアドレス情報(MACアドレス(Media Access Control address))を使用して、データの中継をしていたが、L3スイッチではこれを進化させて第3層(ネットワーク層)であるIPのアドレス情報(IPアドレス)を使用して、データの中継を行う。
L3スイッチの機能としてはルータと同等であるが、ルータがソフトウェアで処理していたのに対し、L3スイッチではハードウェアで処理しているため、データの中継時の遅延時間が短く高速に処理される。
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