メモリリークに関する記述として、適切なものはどれか。
ア |
アプリケーションの同時実行数を増やした場合に、主記憶容量が不足し、処理時間のほとんどがページングに費やされ、極端なスループットの低下を招くことである。 |
イ |
アプリケーションやOSのバグなどが原因で、動作中に確保した主記憶が解放されないことであり、これが発生すると主記憶中の利用できる部分が減少する。 |
ウ |
実行時のプログラム領域の大きさに制限があるときに、必要になったモジュールを主記憶に取り込む手法である。 |
エ |
主記憶の内容と補助記憶の内容とを交換する処理のことである。 |
答え イ
【解説】
ア |
仮想記憶でのスラッシングの説明です。メモリリークにより使用可能なメモリが少なくなった結果、スラッシングが発生することがあります。 |
イ |
メモリリークの説明です。 |
ウ |
オーバーレイの説明です。メモリ容量の増大と仮想メモリ空間の拡大により使われなくなってきました。
MS-DOS上で動作するプログラムでは頻繁に使われた技術です。 |
エ |
スワッピング(ロールイン、ロールアウト)の説明です。 |
【キーワード】
・メモリリーク
【キーワードの解説】
- メモリリーク
ソフトウェアのバグの一種で、ソフトウェアが確保したメモリを解放するのを忘れ、確保したままになってしまうことです。
ソフトウェアのバグの中には、確保したメモリを解放せず、新たにメモリを確保して動作を続けることもあります。
メモリリークを防ぐためには、ソフトウェアをテストするときに、システムの空きメモリ容量の確認を行います。
もっと、「メモリリーク」について調べてみよう。
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