平成18年 春期 ソフトウェア開発技術者 午前 問61

関係データベースとオブジェクト指向データベースを比較したとき、オブジェクト指向データベースの特徴として、適切なものはどれか。

 ア  実世界の情報をモデル化したクラス階層を表現でき、このクラス階層を使うことによって、データと操作を分離して扱うことができる。
 イ  データと手続がカプセル化され一体として扱われるので、構造的に複雑で、動作を含む対象を扱うことができる。
 ウ  データと操作とリレーションが数学的に定義されており、プログラム言語とデータ操作言語との独立性を保つことができる。
 エ  リレーションが論理的なデータ構造として定義されており、非手続き的な操作言語でデータ操作を行うことができる。


答え イ


解説

 ア  クラス階層は関係データベースでも表現可能です。
 イ  オブジェクト指向データベースはデータと手続をカプセル化したものをデータベースに格納するので、複雑な構造のデータを扱うのに適しています。
 ウ  関係データベースの特徴です。
 エ  関係データベースの特徴です。


キーワード
・オブジェクト指向データベース

キーワードの解説
  • オブジェクト指向データベース(オブジェクトデータベース)
    オブジェクト指向のデータ構造(データとそれに対して行う処理)を取り入れたデータベースです。
    データとそれに対して行う処理を一緒に取り扱うので、複雑なデータ構造の管理に向いています。

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