UNIXにおいて複数のコマンドでデータを連続的に処理するときに、コマンド間でデータを受け渡す仕組みはどれか。
ア |
スレッド |
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イ |
ソケット |
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ウ |
デーモン |
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エ |
パイプ |
答え エ
【解説】
ア |
スレッド(thread)は、ソフトウェアの実行単位で、同じプログラムで動作ウするスレッドでは、メモリなどのリソースを共有します。(プロセスの場合メモリを個別に確保します。) |
イ |
ソケット(socket)は、UNIX上で開発するプログラムでTCP/IP通信を抽象化して、行うためのAPIのことです。 |
ウ |
デーモン(daemon)は、UNIXにおいてバックグラウンドで動作するプログラム(プロセス)のことで、ユーザーが制御するプロセスではなく、ネットワークの制御や、ハードウェアの制御を行う。(例:メールデーモン、プリンターデーモンなど) |
エ |
パイプ(pipe)は、UNIXにおいて、コマンドを組み合わせて動作させるときの方法で、“ | ”を用いて表記する。
“a | b”は、コマンドaを実行し、その出力結果をコマンドbの入力にするという意味である。 |
【キーワード】
・プロセス間通信
【キーワードの解説】
- プロセス間通信(InterProcess Communication、IPC)
複数のプロセス間でデータをやり取りするための仕組みのことです。
プロセスは、それぞれ互いに影響を与えないように、独立して動作しているため、プロセス間でのデータのやり取りをするときには、OSがこれを取り持つ必要があり、これがプロセス間通信です。
もっと、「プロセス間通信」について調べてみよう。
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