平成19年 春期 ソフトウェア開発技術者 午前 問31

ファイバチャネルを用いたSAN装置の特徴はどれか。

 ア  クライアントに対しては、LANに接続されたファイルサーバとして機能する。
 イ  異なる機種のサーバやクライアント間で、データをファイル単位に共有できる。
 ウ  サーバやLANを介さずに、データをバックアップ可能である。
 エ  モバイルPCからでも、インターネットを介して任意の場所から接続可能である。


答え ウ


解説

 ア  ファイバチャネルを用いたSAN装置が直接クライアントとデータの転送を行うことはありません。
 イ  ファイルサーバの説明です。
 ウ  SAN装置では、通常使っているデータを、バックアップする仕組みを持っていて、SAN装置単体でバックアップを行える。
 エ  VLAN(Virtual Local Area Network)の説明です。


キーワード
・ファイバチャネル
・SAN

キーワードの解説
  • ファイバチャネル(Fibre Channel)
    コンピュータと周辺装置を接続するときのデータの転送技術の1つです。
    高性能なコンピュータで外部記憶装置と接続するときに使われることが多く、ギガビット(109ビット)級のデータ転送が可能です。
  • SAN(Storage Area Network)
    コンピュータと外部記憶装置を接続する専用の高速なネットワークのことです。
    1つの記憶装置を複数台のサーバで共有するときに有効で、サーバとクライアント間のネットワークと分離できるメリットがあります。
    ファイバチャネルを用いて実現されることが多い。

もっと、「SAN」について調べてみよう。

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