M/M/1の待ち行列モデルを用いて、二つのネットワークを接続するゲートウェイの1方向のデータ転送を考える。 1秒間にゲートウェイ内で転送処理できるパケット数が150、ゲートウェイに到着するパケット数が120とすると、各パケットのゲートウェイ内平均待ち時間(処理時間を含まない)は何ミリ秒か。
答え ウ
【解説】 M/M/1の待ち行列モデル(サービスを受ける人はポアソン分布の間隔で到着、サービス時間は指数分布、サービス窓口は1つ)での、待ち時間Tw を求める式は、サービス時間をTs 、処理装置の利用率をρとすると Tw =(ρ×Ts )÷(1-ρ) である。 ここで、 Ts =1/150(秒) ρ=120/150=0.8 なので、 Tw =(0.8×1/150)÷(1-0.8)=0.02666(秒)≒26.7(ミリ秒) (ウ)になります。
【キーワード】 ・待ち行列
戻る 一覧へ 次へ