答え ウ
【解説】
ITILの問題管理プロセスは、サービスの運営の中で書かれていて、問題管理プロセスでは以下の内容があります。
- 問題の識別と記録
インシデントレコードを基に問題レコードを起票する。
- 問題の分類
問題を分類し、カテゴリ、緊急度、影響度、優先度を設定する。
- 問題の調査と診断
問題分析手法を用いて問題発生となった原因の調査を行う。
- エラーの識別と記録
発生していたエラーを識別し記録する。
- エラーの評価
エラー内容を調査し、恒久的な解決策を検討・立案する。
- エラーの解決策を記録
現象の発生する条件などとともに解決策を記録する。
- 変更要求
エラー対策の為、変更管理プロセスへシステム変更の要求を行う。
- 問題解決の進捗監視
変更管理プロセスを経た解決策に対し、リリース管理プロセスが行う実際の変更作業を監視する。
- 問題のクローズ
リリース管理プロセスを経た解決策をレビューし、問題をクローズする。
したがって、問題の選択肢ではウが正解になります。
なお、ア、イ、エの内容はITILの問題管理プロセスには記載されていませんが、システムを運営していくに当たり、実施したほうが良い項目です。