平成20年 春期 ソフトウェア開発技術者 午前 問52

ダイヤルアップルータやブロードバンドルータが、IPマスカレード(NAPT)を実現するために管理している情報はどれか。

 ア  IPアドレスと、ネットワークインタフェースカード固有のMACアドレスとの対応
 イ  一定時間内にアクセスしたURLとそのパージの内容
 ウ  プライベートIPアドレス及びそのポート番号、グローバルIPアドレス及びそのポート番号の対応
 エ  ホスト名と、ISPへ接続するたびに変わるグローバルIPアドレスとの対応


答え ウ


解説

 ア  各コンピュータが持っているARP情報(MAC情報テーブル)の説明です。
 イ  WWWにおけるプロキシ(proxy)サーバの説明です。
 ウ  IPマスカレード(NAPT)の説明です。
 エ  DNS(Domain Name System)?の説明です。


キーワード
・IPマスカレード

キーワードの解説
  • IPマスカレード(IP masquerade、Network Address Port Translation、NAPT)
    ネットワーク上のパケットについているIP層のIPアドレスと、TCP(UDP)層のポート番号を変換する機能です。
    プライベートIPアドレスが付与されたローカルなネットワーク上のマシンから、グローバルIPアドレスのインターネット上のマシンにアクセスを行う場合、通信パケット上のアドレスを変換する必要があり、それを行うのがNATやNAPTである。
    NAT(Network Address Translation)ではIPアドレスだけだったが、NAPTではTCP/UDPポート番号の変換もする。

もっと、「NAPT」について調べてみよう。

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