2023年 春期 システムアーキテクト 午前 問18

TPM 2.0で定義されている機能はどれか。

 ア  TLS通信におけるデータの暗号化及び復号を行う機能
 イ  サーバでの認証回数をシードと掛け合わせてワンタイムパスワードを生成する機能
 ウ  シードと呼ばれる値と、その値が作られた時刻からの経過時間から、ワンタイムパスワードを生成する機能
 エ  モジュール内で暗号化のための鍵を生成し、安全に保管する機能


答え エ


解説
TPMには主に以下のような機能があります。

  • 各種暗号化方式(AES、RSA、楕円曲線暗号など)による暗号化、復号、鍵生成、鍵格納
  • 各種ハッシュ方式(SHA-1、SHA256、SM3、HMAC、KDFなど)によるハッシュ値計算、ハッシュ値格納
  • 乱数の生成
  • カウンタ機能(単純増加カウンタ、ティックカウンタなど)
  • シードとオブジェクト対応
  • 不揮発性メモリによるデータ保存


キーワード
・TPM

キーワードの解説
  • TPM(Trusted Platform Module)
    RSA暗号やSHA-1ハッシュ演算の機能をもったセキュリティチップ(LSI)で、チップ内で暗号化や復号、デジタル署名の生成や検証が行えます。
    また、暗号化鍵の生成も行えます。

もっと、「TPM」について調べてみよう。

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