2023年 春期 ITサービスマネージャ 午前 問11

データの追加・変更・削除が、少ないながらも一定の頻度で行われるデータベースがある。 このデータベースのフルバックアップを磁気テープに取得する時間間隔を今までの2倍にした。 このとき、データベースのバックアップ又は復旧に関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア  復旧時に行うログ情報の反映の平均処理時間が約2倍になる。
 イ  フルバックアップ1回当たりの磁気テープ使用量が約2倍になる。
 ウ  フルバックアップ1回当たりの磁気テープ使用量が約半分になる。
 エ  フルバックアップ取得の平均実行時間が約2倍になる。


答え ア


解説

 ア  フルバックアップの間隔を2倍にすると、復旧時に行うログ情報の反映の平均処理時間が約2倍になります。(〇)
 イ  フルバックアップの間隔を2倍にしても、フルバックアップするデータ量は同じです。(×)
(差分バックアップはバックアップの間隔で変わってきます。)
 ウ  フルバックアップの間隔を2倍にしても、フルバックアップするデータ量は同じです。(×)
 エ  フルバックアップの間隔を2倍にしても、フルバックアップにかかる時間は同じです。(×)


キーワード
・バックアップ

キーワードの解説
  • バックアップ(backup)
    データの複製をあらかじめ用意しておいて、問題が起きたときにデータの復旧ができるように備えておくことです。
    オリジナルデータの完全な複製を作成するフルバックアップと、フルバックアップからの変更箇所のみの複製を作成する差分バックアップや増加したデータのみの複製を作成する増加バックアップがあります。
    バックアップを行うときバックアップはデータの整合性を保つためシステムを停止する必要があり、時間のかかるフルバックアップと短時間ですむ差分バックアップや増加バックアップを組み合わせた方法が使われることが多い。

もっと、「バックアップ」について調べてみよう。

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