平成22年 秋期 ITパスポート 問46

図のアローダイアグラムで示される日程のプロジェクトが開始されてから5週が経過した。
各工程の進捗率が表に示すとおりの場合、プロジェクト完了の遅延につながる工程はどれか。
ここで、今後の各工程の作業は、当初の予定どおり進むものとする。

工程名 A B C D E F G
進捗率(%) 100 80 100 100 25 0 25

 ア  B  イ  E  ウ  F  エ  G


答え エ


解説
図のアローダイアグラムからプロジェクト全体の所要時間を決定しているクリティカルパスを求めると“C→G”の作業になる。
“C→G”の作業は合計で10週であり、5週を経過した段階ではCの作業は完了し、Gの作業が3週分まで進んでいる必要がある。
表よりCの作業進捗は100%なので完了していて、Gの作業は25%になっているが、これはGの作業量が8週なので2週分までしか進んでいないことになり、プロジェクト全体の遅延にるながる工程はG(エ)と判断できる。


キーワード
・アローダイアグラム

キーワードの解説
  • アローダイアグラム(arrow diagram)
    作業と日程の流れを矢印で結ぶことで作業の順序を明示的に表すことができ、日程管理に使われます。
    PERT図(Program Evaluation and Review Technique)ともいわれます。
    実線は実際の作業が発生する箇所で、点線部分は作業は発生しないが同期を行う必要があることを示します。
    新QC七つ道具の一つです。

もっと、「アローダイアグラム」について調べてみよう。

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