業務用サーバの停電対策として導入予定の自家発電設備は、停電を感知してから安定した電源供給が得られるまでに1分かかる。
その1分間のサーバ用電源を確保するために必要な装置はどれか。
ア |
A/Dコンバータ |
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イ |
RAID |
ウ |
UPS |
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エ |
ファイアウォール |
答え ウ
【解説】
ア |
A/Dコンバータは、アナログ信号をデジタルに変換する電子回路です。 |
イ |
RAIDは、複数台のハードディスクを組み合わせて仮想的な1台のハードディスクとする技術です。 |
ウ |
UPSは、停電などで入力電源に異常が発生した場合に電源を供給する装置です。 |
エ |
ファイアウォールは、外部ネットワークからの不正なパケットを遮断し、不正なアクセスを防ぐ装置です。 |
【キーワード】
・無停電電源装置
【キーワードの解説】
- 無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply、UPS)
コンピュータシステムは突然電源が切れて(落ちて)しまうと、処理中のデータがどこまで処理できたかわからなくなってしまい、電源復旧時に処理を継続したり、元に戻したりできなくなってしまったりする。
そのため、コンピュータに無停電電源装置というシステムを停止するのに必要な時間だけ電力を供給するための装置をつけ、データの整合性を保つようにする。
無停電電源装置をつけたシステムで電源が切れた場合は、電源が切れたことに人間が気づいてシステムを停止するケースと、無停電電源装置はシステムに電源が切れたことを通知しシステムが自動的に停止するケースがある。(重要なデータを扱っているシステムでは後者を採用する。)
もっと、「無停電電源装置」について調べてみよう。
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