2019年 秋期 ITパスポート 問2

あるメーカーの当期損益の見込みは表のとおりであったが、その後広告宣伝費が5億円、保有株式の受取配当金が3億円増加した。
このとき、最終的な営業利益と経常利益はそれぞれ何億円になるか。
ここで、広告宣伝費、保有株式の受取配当金以外は全て見込み通りであったとする。

単位 億円
項目 金額
売上高 1,000
売上原価 780
販売費及び一般管理費 130
営業外収益 20
営業外費用 16
特別利益 2
特別損益 1
法人税、住民税及び事業税 50

営業利益 経常利益
85 92
85 93
220 92
220 93


答え ア


解説
営業利益、経常利益を求める計算式は
 営業利益 = 売上高 - 売上原価 - 販売費及び一般管理費
 経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用
で、広告宣伝費は販売費及び一般管理費、保有株式の受取配当金は営業外収益になるので
 営業利益 = 1,000 - 780 - (130 + 5) = 85億円
 経常利益 = 85 + (20 + 3) - 16 = 92憶円
(ア)になる。

項目 金額
売上高 1,000
売上原価 780
販売費及び一般管理費 130 + 5
(営業利益) 85
営業外収益 20 + 3
営業外費用 16
(経常利益) 92
特別利益 2
特別損益 1
(税引前当期純利益) 93
法人税、住民税及び事業税 50
(当期純利益) 43


キーワード
・損益計算書

キーワードの解説
  • 損益計算書(Profit & Loss statement、P/L)
    一会計期間における企業の経営成績を明らかにするために作成される計算書。
    当該期間に属するすべての収益とこれに対応するすべての費用を記載し、それらの差額として当期純損益を表示する。

もっと、「損益計算書」について調べてみよう。

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