2019年 秋期 ITパスポート 問16

システム導入を検討している企業や官公庁などがRFIを実施する目的として、最も適切なものはどれか。

 ア  ベンダー企業からシステムの詳細な見積金額を入手し、契約金額を確定する。
 イ  ベンダー企業から情報収集を行い、システムの技術的な課題や実現性を把握する。
 ウ  ベンダー企業との認識のずれをなくし、取引を適正化する。
 エ  ベンダー企業に提案書の提出を求め、発注先を決定する。


答え イ


解説

 ア  ベンダー企業からシステムの詳細な見積金額を入手し、契約金額を確定するのは、RFQ(Request For Quotation、見積要求書)の目的です。
 イ  ベンダー企業から情報収集を行い、システムの技術的な課題や実現性を把握するのは、RFIの目的です。
 ウ  ベンダー企業との認識のずれをなくし、取引を適正化するのは、レビューの目的です。
 エ  ベンダー企業に提案書の提出を求め、発注先を決定するのは、RFP(Request For Proposal、提供依頼書)の目的です。


キーワード
・RFI

キーワードの解説
  • 情報提供依頼書(Request For Information、RFI)
    情報システムの導入を計画している企業が自社の要求を取りまとめるための基礎資料として、外部業者に情報の提供を要請することです。
    外部業者から提供された情報を基に企業は情報システムの要件をまとめ、調達先の候補である外部業者に提案依頼書(Request For Proposal、RFP)や見積依頼書(Request For Quotation、RFQ)を発行し、提案内容や見積内容から調達先を決定します。

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