2019年 秋期 ITパスポート 問33

RPA(Robotic Process Automation)の事例として、適切なものはどれか。

 ア  高度で非定型な判断だけを人間の代わりに自動で行うソフトウェアが、求人サイトにエントリーされたデータから採用候補者を選定する。
 イ  人間の形をしたロボットが、銀行の窓口での接客など否定形な業務を自動で行う。
 ウ  ルール化された定型的な操作を人間の代わりに自動で行うソフトウェアがインターネットで受け付けた注文データを配送システムに転記する。
 エ  ロボットが、工場の製造現場で組立てなどの定型的な作業を人間の代わりに自動で行う。


答え ウ


解説
RPAにより自動化される業務は定型的なPCを使用したデスクワークなのでルール化された定型的な操作を人間の代わりに自動で行うソフトウェアがインターネットで受け付けた注文データを配送システムに転記する(ウ)になります。
RPAの普及により技術を持たない単純労働者の失業(技術的失業)や低賃金労働者を求めて海外に業務を委託するオフショアの減少(先進資本国と発展途上国の経済格差の拡大(南北問題))などの問題があります。


キーワード
・RPA

キーワードの解説
  • RPA(Robotic Process Automation、ロボットによる業務自動化)
    ホワイトカラーのデスクワーク(定型業務)を、コンピュータに組み込んだソフトウェア型のロボット(AIなど)によって代行や自動化する概念です。
    このソフトウェア型ロボットのことを、“デジタルレイバー”(Digital Labor)や“デジタルワーカー”(Digital Worker)、“仮想知的労働者”と呼びます。

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